秋田犬のナナちゃんのこと

しばらくはこちらの記事をトップに置きます。
更新はこの下の記事よりお読みください。

先日、タワラーの会のカゲ・コジ・チャチャははさんより、メールをいただきました。
それは、カゲ・コジ・チャチャははさんのご近所で起こった、絶対にあってほしくない出来事でした。
このことをブログで公開することを願っておられたので、地味なブログですが公開したいと思います。

メールの文章が、立ち会ったカゲ・コジ・チャチャははさん、ちちさんの思いが一番伝わると思うので、
そのまま公開させていただきますね。

月曜日に裏の工場で飼っている秋田犬の安楽死に立ち会いました。
収穫祭のスライドショーの中の幸せワンコ写真がなければ立ち直れなかったかも・・。

野良ではなく、飼われているのにボロボロで死んでいくコが居るんですよね。
日曜日、いつもは9時頃まで寝ている景虎が6時前から騒ぎ出し、
外に出れば散歩コースを反対にズンズンとパトカーの停まっているところまで
私を引っ張っていきました。
何事かと覗いたら、大きな秋田犬が路地を塞いで車が通行できないので、
警察に連絡したとの事。
もう少しで保健所行きでした。
2日前から歩けなかったのに、工場から車で15分の自宅へ帰りたくて、
やっとやっと歩いて力尽きたようでした。
主人が一輪車に汚物まみれの40kg近いコを抱えて乗せ、
パトカーに先導してもらって工場まで届けましたが、
飼い主は様子を見に来て、また置いて帰ってしまいました。

翌日出勤した飼い主が、瀕死のそのコを
「愛護センターで安楽死させてもらう。ちょっと苦しむだけだと聞いたから。」
などと言うので、主人と
「センターで安楽死は無いから!のた打ち回って苦しんで死んでいくんだから!
 最後くらいお医者さんに頼んで、苦しまないようにしてやって!」と説得しました。
結局ちゃんとしたかかり付けの医者も無かったようで、
景虎達の主治医に頼み込んで来てもらいましたが、
子宮蓄膿症で、陰部が腐り沢山のウジがたかっている状態。
手術という方向でも話をしてくださったのですが、飼い主は安楽死を希望しました。
私は泥のような涙を流しているそのコが見ていられず、
家に戻って3ワンを抱きしめていたのですが、
主人は家がお願いして来てもらったのだからと付き添っていました。
麻酔で眠らせて痛みを無くし、ゆっくり薬剤を注射して、
とても丁寧に処置してくれたそうです。
飼い主は火葬は葬祭センターに頼み、お骨も拾ったようですが、
「居なくなると寂しいもんだな。若い頃はキレイな犬で自慢だったんだが。」

近所じゃなければ言いたい!「もう、犬を飼うな!」

同じ秋田犬でも、収穫祭でお会いした花子ちゃんやケイザ君。
とっても綺麗で大切にされているのがわかりましたが、
ママさんの一言がとても素敵でしたよ。
「このコ達がね、幸せを運んできてくれるのよ。」
幸せの相乗効果ですよね。
収穫祭ではそんな幸せ家族と沢山お会いできて、とても嬉しかったです。


秋田犬(ナナちゃん)の話はブログのコメント欄に書こうかと思ったのですが、
せっかく収穫祭の楽しい余韻に皆さんが浸っているのに水を差してしまうようで、
書けませんでした。
もし、ブログに載せて頂けるのでしたら、
「病気で死にそうだから愛護センターで安楽死」などと考える方が、
少しでも居なくなることを願ってお願いしたいと思います。

今回も景虎がナナちゃんの異変に気づき、発見したのですが、
その前夜は駐車場に潜む不審者を見つけて追いかけたり、
以前は大きな公園墓地で迷子になったビーグルを探してきたりと
コーギーって不思議な力を持っているのではないかと思ってしまいます。


kagekojityatya.jpg

タワラーの会『秋の収穫祭』より
手前がコーギーの景虎くん、後ろにシェルティの虎侍郎くん、
右の元気な子がパピーオゥシーの茶々姫ちゃんです。

景虎くんは2ヶ月の時ショップで売られ、それから2ヶ月間最初の飼い主と過ごし、
「もう要らない」と、ショップに無理やり置いて行かれた子だそうです。
その後6ヶ月までショップで居候を経験後、
不憫に思った店員さんからのお話があり、ははさんの息子さんになったそうです。
虎侍郎くんもショップに並んですぐパルボに罹り、1ヶ月以上入院し奇跡の生還を果たしたのに、
予約してた人が要らないって言ってきたそうで、同じく弟君に迎え入れたそうですよ。

景虎くん、見つけてくれてありがとうね。

ブログを開設しておられないカゲ・コジ・チャチャははさん宛に、コメントを・・・