介護のこと

ちょっと前に友人から聞いたのですが、友人宅の近くにある動物病院には、
2つの入院スペースがあるそうです。
ひとつは普通の入院患者用、もうひとつは面倒が見れなくなった老犬ホーム・・・
その老犬用のスペースにいるのは(ほとんどが病気の子らしいのですが)
大型犬がかなりの割合を占めているそうです。
街で見かけるワンコの割合でいったら、考えられないことです。
もちろん仕事があって留守中の面倒を見ることができない、という理由もあるでしょう。
センターに持ち込む人たちよりは、はるかに増しだとは思いますが・・・
でも大型犬だって頑張れば、介護はできると思うのです。
病院で一生を送るくらいなら、自宅でお留守番の方がどんなにかいいでしょう。

自分のことを書くのはあまり得意ではないのですが・・・
うちにはパーキンソン病という、いわゆる難病指定の病気にかかっている、
要介護4のババがいます。
私も最初は通いで、病院に連れていったりしていました。
が、もう無理な状態になってきたので、1年前から同居して介護することになりました。
友人たちには誰も介護している人はいない、ちょっと早い介護生活の始まりでした。

そしてうちの先代犬のこたろう君が、悪性リンパ腫という病気になりました。
抗がん剤の投与で一時は元気になったのですが・・・
薬を飲ませると、とにかくおなかがすくのと、おしっこの回数や量が異常に多くなるのです。
そしてだんだん抗がん剤がきかなくなり、自力でトイレに行けなくなり、
犬の介護も始まったのです。

それまでは本当に犬の介護ができるのか(こたろう君21kgあったし)不安でした。
こたろう君は12才頃から、肉球のなかの炎症と外耳炎が治らなくなり、
それまでのやさしい性格が、痛みのためかすぐに歯をむくようになり、
ときにはあたって血が出ることもあり、さわることがだんだん怖くなってきていました。
危なくて、お散歩で会う人にも絶対さわらせることはできませんでした。

それが介護するようになってからは、また元のやさしいこたろう君に戻っていきました。
人間の介護に比べれば、犬の介護は楽しいと感じるくらいでした。
ちょっと前まで、お尻どころか耳や手足をさわるだけでガウガウ言っていたこたろう君が、
うんちがついたお尻をふいてあげるだけで、ありがとうって言ってくれているような、
本当にうれしそうな顔をするようになってきたのです。
(もちろんうちのババもありがとうって言ってくれます。
 かなり介護しやすい性格のババです)

でも残念ながらこたろう君は、天国に行ってしまいました。
瀬菜ちゃんのお母さんのアドバイスで、1週間眠っているこたろう君と一緒に過ごしました。
(その間チチは一日おきにドライアイスの買い出しに行ってました!ちょっぴりえらいぞチチ!)
これで満足する訳ではないのですが、なんか納得してから荼毘に付すことができた気がします。

月さんのところから知った、ちゃむねこさんがお預かりしている、
老犬シェルティのむっちゃんを知り、自分の介護のことを思い出し、
ちょっと書き留めておこうと思いました。


おまけです。
昨日、たががはずれまくっているチチが、またうれしそうに撮ってきた写真です。

umatase1.jpg


kanban.jpg

これは昔からの地元民の友達から聞いてはいましたが、寝込み注意って・・・

暗くなってきたので、わざわざ止まって、
車のヘッドライトをあてて撮ったと自慢するチチでした。


見ていただきありがとうございます。
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介護のこと” への8件のフィードバック

  1. 人間だってワンコだって同じですよね?
    長い間一緒に過ごし、喜びや悲しみを分かち合って来たんですから
    最後の最後まで見てあげるのは、当たり前のことだと
    思うんですけどね・・・
    でもまあ中にはお仕事があって、その間が心配だとか
    獣医師の元に居れば何かあったらすぐに適切な
    処置をしてあげられるとかあるんでしょう。
    年を取ったから、病気になったからと
    捨てたり、センターに持ち込んだりする大馬鹿い主よりは
    よほどましですよ!
    そういうことをする人間は、自分も家族に見捨てられて
    寂しく死んで行くんです。因果応報ですよね?
    チチさま、只今爆走中ですね!?素敵っ!
    もっとスピード加速~キボン!
    (●´∀`)ノガンバッテェ~

  2. う~~~~~ん。。。。
    ワタシもやっぱり、コタの老後、面倒みたい!介護したい。。。
    だって大事な家族だもん。。。。
    まあ、それぞれの家庭の事情ってのもあるんでしょうけど。。。。
    チチさま。。。。
    ウチのコタぱぱと同じ感性をお持ちなのね・・・(爆

  3. うちの旦那の父も、今介護生活を送っています。
    まだ年齢的には、そんな年ではないのですが、こればっかりは個人差があって一概に年齢では計れないですね。
    ワンコだって家族ですもの。ぐりがもし介護が必要になったら、最後の瞬間まで一緒に居てあげたいなと思います。
    自分が後悔しない為にという面もありますが。。
    寝込み注意・・初めてみました~。
    えーと・・恥ずかしながら、私、酔っ払って道路に寝転んだ事があります(汗)
    一緒にいた旦那にめっちゃ怒られました~。

  4. 家族になるとワンコもニャンコも、ただの犬や猫ではありません。
    そうあるべきとかではなく、自然に「んっ?なっつって犬だっけ」と、
    思ってしまいます。
    なっつが人になったかと言えばそうではないけど、
    とても大切な家族になったことは確かです。
    イーちゃんの兄弟のプーちゃんの介護の時、
    入院すれば少しは長生きできたかもしれなかったのですが…。
    獣医さんと何度も話し合って、最期は出来る限り家でと、
    私が皮下輸液や筋肉注射などの医療行為を教えてもらい、
    母と一緒に1ヵ月半介護しました。
    (大型犬の介護の大変さとは比べ物にならないでしょうけど…。)
    でも、最期まで看れた事できちんとお別れし、
    虹の橋での再会の約束ができたと思います。
    なんだか、考えがまとまらないですが、いろいろと考えさせられました。
    (文章が無茶苦茶でスミマセン)
    でぇ~、先程はお会いできて嬉しかったです♪
    もう大興奮したのと、なっつが誰よりもワンワン?
    ガウガウ吠えたのとで、大汗かきました!Tシャツびっちょり。
    今後ゆっくりお話が出来るようになることを祈ってます…、
    お願いなっつ、お前さんが一番うっちゃい!
    いろいろお話したかったのにぃ、頭真っ白で。
    チチさん、思ったとおりのダンディーっぷりで、
    やっぱり好きです♪(直接は絶対に言えないけど2度目の告白)
    続きはブログでしま~す。

  5. なんだか上手にコメができないのはなぜ?
    本当に色々考えてしまいますね…
    動物も医療が進化してきて、昔だったら手のつけようのなかったものが、長く一緒にいられる…
    うちの昔一緒に暮らしていたワンは、仕事から帰ってきたら息を引き取っていました。
    一緒にいてやれなかった事を今でも悔やんでます。

  6. ゆり姉さん、お疲れさまです。
    どうやら良い効果が出てきたようで良かったですね。
    コメントも落ち着いてきたみたいだし・・・
    昔のわんちゃんのことはショックでしょうが、
    今は今の子たちだけを見つめてあげればいいと思います。

  7. ええ~っ!?まだ歩けているのに預けてるんですか?
    それはちょっと酷いですよね?
    まあいろいろ事情があるにはあるんでしょうけど・・・
    と納得するようにはしているんですけど、割り切れませんね。
    コロニャンさんについに遭われたそうで!
    吠え合いだったとかで笑ってしまいました。
    今度はわんぬきでお茶でもされたらどうですか(^^)

  8. ああ、そうそう・・・
    今度迷子特集をやるので、例のちょびぃくんの記事
    リンクさせて頂いてもいいでしょうか?

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